F-r1757767191-15

報告書

作成日
2025年9月13日
職員名
九条 颯真
報告

報告書番号F-r1756799035-12についての追加報告です。

 二階堂家の家政婦、一ノ瀬梓を調査した結果、彼女が「淫夢」の異常事態を身に宿していたことが分かりました。

 当初は、キリスト教の「七つの大罪」が名付けの由来であり、死亡することもある例の厄介な「色欲」の異常ではないかと警戒していました。
 しかし、監視続行下における一ノ瀬梓の行動に、「色欲」に由来するような異常行動は見られませんでした。

 一ノ瀬梓本人から淫らな夢に悩まされていると話があり、念のためと支給されていた「家族計画型F.R.A.M.E.」にて適切に処置したところ、彼女の「淫夢」は完全に終息しました。

≪補足≫
 今回の異常では、淫らな夢を見るだけではなく、歩行困難などの身体的異常も確認しました。
 通常、「淫夢」は異常数値が基準値を超えない場合もあり、他の異常事態に比べれば穏やかな異常とも言えますが、今回の「淫夢」のケースでは、日常生活が困難になるほどの身体的な悪影響が出ました。

 一ノ瀬梓は二階堂邸の「神隠しの部屋」発生時に、邸宅に滞在しています。それを踏まえて、「『神隠しの部屋』の異常が『淫夢』の異常効果を増幅させた」という評価が、分析チームの最終判断です。

《終息後》
「淫夢」の原因は現実世界の欲求不満ですが、現在の一ノ瀬梓は日々満ち足りた生活を送っていて、欲求不満に悩まされることは一切ない様子です。毎日幸せだと言っています。

 これから先、一ノ瀬梓が再び「淫夢」に囚われ、異常を宿した人間の末路である「狂人」や「怪人」に変化することは、絶対ないでしょう。

作品タイトル
あなたの処女、頂きます
作者名
鈴田在可
年齢制限
R18描写あり
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