こどもになってはっぴーハロウィン☆

――ファムスヒのF機関エリアにて――

ルヒト
キリツボさん! どうしよう、ハチが、ハチが……!
(部屋に入ってきたホタルに駆け寄る)

ホタル
おっと、お疲れ~、リンクン。
まぁまぁ落ち着いてよ。こっちも、なかなかだよー?
(駆け寄ってきたルヒトを見てから、連れてきたガジロを見せてみる)

ルヒト
え! ガジロさんもですか?!

子どもガジロ(以降、子ガジ)
ここどこ?
(ガジロの面影がある少年)

ホタル
ここはね……秘密の場所だよー。
普通の人は入れないところなんだよねー!
(子ガジの傍らに屈み込んで、顔の高さを合わせて話しかけ)

ルヒト
……この子が、ガジロさんだったんですか? 本当に?

ホタル
え、そうだよ? 結構お顔とかそのまんまでしょ?
(ルヒトを見上げてから首を傾げる)
……あれ? ハチクンは? 一緒じゃなかった?

ルヒト
ガジロさんも子供の頃は可愛かったんですねぇ。
ハチはそこに座って、いない?!
(振り返るとハチの姿がない)

子ガジ
ここ秘密基地なの?!
(目を輝かせて辺りを見渡す。奥の扉に目をつけ駆け寄る)

ホタル
今の動き見た? すっごい速いの。目を離しちゃだめみたい。
サギリー! 秘密基地だから僕も一緒に行きたいなー!
(奥の扉へと追いかける)

ルヒト
ハチ! どこですか?!
いなくなるなんてそんな、徽章を使えないとここは密室だというのにどこへ……。

子ガジ
鍵かかってる……。

ホタル
秘密基地だからねー、仕方ないねー。
あっちの人が困ってるみたいだから、助けてあげてくれないかな?
(子ガジを宥めつつルヒトを振り返る)
うーん。整理しよう。ハチクンは、徽章を持ってないんだよね?

ルヒト
はい、『F.R.A.M.E.』含め、ハチの手荷物は私が預かっています。

子ガジ
(ルヒトをちらっと見て、ホタルの影に隠れる)
あの人誰?

ホタル
それなら、ここのどこかにいるはずだね。
隠れる場所ならいくらでもあるし……うん?
ああ、えっと、僕のお仕事の後輩だよー。サギリのこと、教えてあげてくれる?

子ガジ
(大人2人を順に見上げ、ルヒトの前に出る)
ガジロサギリ。7歳。

ルヒト
自分で言えて偉いですね。
あなたくらいの子が1人この部屋でかくれんぼしているので、一緒に探してくれますか?

子ガジ
えー。やだ。かくれんぼとか子供っぽいもん。

ホタル
あ、リンクンも自己紹介しなきゃだよー。

ルヒト
ああ、そうでした。
私はオク・ルヒトです。
私のこと、わかりますか?

子ガジ
何言ってんの?

ルヒト
いえ。そうですよね。

ホタル
かくれんぼかぁ……こういうとき、どんなとこに隠れるんだろうねー。
サギリはもうお兄さんだから、分かっちゃう?

子ガジ
隠れやすそうなとこ?
……こことか?

ホタル
そこ? ――わぁ。
サギリすごいね、一発だったねー!
(子ガジの示した大きな業務用ラックを見上げ、天井近い上段に子ハチを発見)

子ハチ
……!(見つかった、という顔をしている)

子ガジ
このくらいわかるし。
(とても得意げである)

ルヒト
見つけてくれてありがとう。
このガジロさんだったらドヤ顔も可愛いですね。
ハチ、そんなところにいたんですか。危ないから降りてきてください。

ホタル
すごいよー、サギリ!
大活躍だねー!
(にこにこと子ガジを褒めて、子ハチを見上げる)

子ガジ
(褒められて上機嫌。にこにこしている)

子ハチ
……。
(じっとルヒトを見ている)

ルヒト
ハチ?
……ほら、掴まってください。
(両腕を広げる)

ホタル
サギリに聞いて良かったよー、どうして分かったの?
(ご機嫌な様子に、にこにこと笑いかけている)

子ハチ
……ん。
(自分からも腕を伸ばして下ろしてもらう)

子ガジ
この人としゃべったときに見えた!
(自慢げに話す)

ルヒト
ああ、私と話す時に見上げるからですね。
ガジロさん、私はルヒトですよ。ちゃんと名前で呼んでください。
ハチはどうしてあんなところにいたんですか?

ホタル
おおー、そうなんだね?
サギリはいろんなところをちゃんと見てるんだねー!
(すごいぞーえらいぞーという調子でベタ褒め)

子ハチ
……。
(ぶんぶんと首を振って供述を拒否)

ホタル
ハチクンは、静かな子なんだねー?

ルヒト
しゃべってくれない子は……抱っこしちゃいますよ!(抱き上げる)

子ガジ
(ハチをじっと見ている)
あの子誰?

子ハチ
……!
(びっくりして固まっている)

ホタル
あの子はねー、ハチっていうんだよー。
おしゃべりしてみる?

子ガジ
いい。ここ飽きた。あっちに戻ろうよ。
(ホタルの手を引っ張る)

ルヒト
ここはプレイルームとか、子供が遊べる場所はありますか?
一旦そういうところに預けて今後の対応をご相談したいです。

ホタル
あれ、もう飽きちゃったの?
じゃあ、みんなであっち行こっかー。
(引っ張る動きに合わせつつ)

子ハチ
……やだ。
(お預けられ拒否)

ルヒト
ああ、すみません。抱っこは嫌でしたか。
(下ろす)
手は繋いでくださいね?

ホタル
職員用に預かってくれるところはないんだよねー。
そもそも放っておけないし、連れて行こう。リンクンもハチクンもおいでー!

子ガジ
早く早く!

ホタル
はいはーい!
なぁに、どこ行きたいのかな?

子ハチ
うん。
(ルヒトの片手を両手でキャッチ)

ルヒト
可愛……。

子ガジ
お菓子くれるとこ!

ルヒト
キリツボさん見てください。手。両手で持ってます。
何、え、可愛くないですか?

ホタル
お菓子? あーっ、子ども用に配ってたね。そこかな?

子ハチ
おかし、ハチも?
(ルヒトの手を揺らす)

ホタル
え、なになに?
あー、ハチクンすごいね。それしてたら、はぐれなくていいねー!

子ガジ
チョコあるかな?
ジュースもらえる?

ルヒト
もちろんハチももらえますよ。
……トリックオアトリートとか合言葉いりましたっけ?

ホタル
うん、もらえると思うよー。
サギリはチョコが好きなのかな?

子ハチ
……ハチも!
(嬉しくなってテンションアップ)

ホタル
絶対必須ではないけど、言えた方がもらいやすいんじゃないかな。
良い子たちで良かったよねー。

子ガジ
チョコ好き!
ポテチも好きだよ!
ゲームも好き!

ルヒト
明らかに子供ですし、その場のノリでよさそうですね。
ハチは何が好きですか?

ホタル
好きなものがたくさんあって良いねー。
ゲームはどんなのが好きなの?

子ハチ
おうめさんのねりねり。

ホタル
ねりねり?

子ガジ
んーっと、走るやつ!
ここゲームある?

ルヒト
駄菓子ですね。
あれ美味しいですよね。
(ハチに語りかける)

ホタル
あー、みんなで競争するやつかな?
うーんと、ゲームセンターはあるよ。行きたい?

子ハチ
ねりねり好き?
(ルヒトの手をにぎにぎしながら聞く)

子ガジ
行く!
勝負しよ! 僕強いよ!

ルヒト
はい、ねりねり好きです。今度買ってあげますね。
(手を軽く握り返しながら答える)

子ハチ
うん。
(手を握り返されたことで満足げ)

ホタル
おお、サギリはゲームが上手いんだねー!
あっちのふたりも、勝負に入れてあげていいかな?
(ルヒトと子ハチを示してみる)

子ガジ
いいよ!
お前、ゲーム強いのか?
(ハチに聞く)

子ハチ
ゲーム? ハチ強いよ。
(子ガジを見て頷く)

ホタル
あ、あそこじゃない?
ほら、ふたりとも。ゲームの前にお菓子もらっておいでー。
(ハロウィンのお菓子配りをしている場所を示す)

子ガジ
何のゲーム?
車乗って戦うやつやる?

ルヒト
ほら2人共、お菓子のところに来ましたよ。

子ハチ
やる。いっしょしよー。
(子ガジに話しかけつつルヒトの手を揺らす)
あ、あっ! おかし!
(やっと気が付いて声を出す)

ルヒト
お菓子をもらうときは「トリック・オア・トリート」ですよ。
言えますか?

子ガジ
(子ハチとルヒトの様子をじっと見ている)

子ハチ
……いっしょ言う。
(ルヒトの手をそっと離して、子ガジに手を伸ばして誘う)

ホタル
サギリ、ハチクンが一緒に言おうねーってさー。
ほら、行っておいで。好きなお菓子くれるみたいだよ。

子ガジ
ん、行こう!
お前歳は?
(手を繋いで歩き出す)

子ハチ
ハチ、むっつなったよ。

ルヒト
(2人を後ろで見守っている)
キリツボさん、子供の相手お上手ですね。

ホタル
そうかな?
僕の方が、上手に相手してもらってるって感じかもー。
(お菓子をもらいに行く様子をにこにこと見守ってる)

子ガジ
まだ6歳なんだ。
おかしいっぱいもらいな。

ルヒト
ハチもガジロさんも楽しそうですね。
ガジロさんの持ち物はキリツボさんが?

子ハチ
まだー?
いくつ?

ホタル
うん、サギリの車に入れてきたよ。
どれくらい続くのかなぁ?

子ガジ
7歳!(自慢げに指を7本立てて見せる)

ルヒト
どれだけ長くても今日までのはずです。
でも夜もそのままなら身の回りのお世話もいるでしょうか。
子供の就寝時間は早いですから。

子ハチ
おにーさんだっ。

ホタル
そこなんだよねー。
日付が変わるまでに終わるとはいえ、タイミング次第では色々対応しないといけないしねー。

子ガジ
ついてこい! おかしもらうぞ!
(お菓子を配ってる人の前に行く)
ください!

ルヒト
本部に戻りますか?
あ、ガジロさん、合言葉わかりますか?

子ガジ
……いたずらするからおかしをくれ!

ホタル
下手に移動するよりは、ここにいる方が良い気がするね。
戻ったら本部に――あ、トリック、なんだったかな?
(子ガジと子ハチに聞いてみる)

子ハチ
とりっく、……?
(ルヒトを振り返る)

ルヒト
トリック・オア?
(続きを促す)

子ガジ
トリック!

子ハチ
トリット!

ホタル
そう、Trick or Treat!
はーい、よくできましたー!
(手を叩いて褒めつつ、お菓子担当の職員に目配せする)
あ、ほらほら、選んでいいよって。良かったねー!

子ガジ
これとこれがいい!

ホタル
ひとり三つまでだってさー。
ほら、もうひとつ選べるよー。
(子ガジを促す)

子ハチ
ハチ、これ。
ルヒト、ルヒトは?
(ルヒトを振り返って確認)

子ガジ
いいの?
(手にしたお菓子を見て、ホタルを見て、ルヒトを見る)
……じゃあ、これにする!

ルヒト
ハチのお菓子なので全部ハチが選んでいいんですよ?

ホタル
よーし、これで選べたねー。
あっちのベンチで食べよっか!

子ハチ
ハチ、ルヒトのがいい。
(首を傾げてルヒトを見ている)

子ガジ
ハチも選んだら食べる!
(まだ選び終わっていない子ハチを待っている)

ルヒト
そうですかぁ、ルヒトのがいいですかぁ。
ではこれにしますね。
(分け合いやすいチョコ入りのビスケット菓子を選ぶ)

ホタル
お、待ってあげるの?
やさしいねー!

子ハチ
もいっこ。
(ルヒトにもうひとつ選ぶようおねだり)

子ガジ
おにいちゃんだから小さい子には優しくする!

ルヒト
もう一個いいの?
迷っちゃうなぁ。ハチのおすすめはどれ?

ホタル
へぇ、すごいね!
いいねー、お兄ちゃんできるのはカッコいいぞー!

子ハチ
ハチ、カエルのサクサクの。

子ガジ
かっこいい?
(とても嬉しそう)

ルヒト
ではそのおすすめにします。
ふふ、それもおいしいですよね。

ホタル
うん、すっごくカッコいいよ!
サギリはさすがだねー!
あ、ハチクンも終わったみたいだよ?

子ハチ
……ん。
(こくんと頷いて、満足げに子ガジのもとに行く)

子ガジ
あそこで食べよ!
(ベンチを指して走り出す)

ホタル
あ、気をつけてねー!

子ハチ
ハチもー!
(追いかけて走っていく)

ホタル
いやぁ、賑やかだねぇー?
(目を離さないようについていきながらルヒトに言葉を投げる)

ルヒト
元気でいいですね。子供と触れ合うなんていつぶりでしょうか。微笑ましいです。
(同じく目を離さないよう子供達についていく)

子ガジ
ホタル早く!
ルヒトも早く来いよ!

ルヒト
私に当たり強くないです? 気の所為ですか?

ホタル
あははっ! そんなことないよー!
リンクンのこと、やっと名前で呼んでくれたしね。

子ハチ
はやくー!
(お菓子をぶんぶんと振る)

ルヒト
はい、今行きますよ。

子供だけどガジロさんではあるのでなんとも複雑な気持ちです。

ホタル
まぁまぁ、今は小さな子ってことでさ。

サギリ、ハチクン、お待たせー!

子ガジ
ん。やる。
(ホタルにお菓子を差し出す)

ホタル
あれっ、僕にくれるの?
(子ガジの前に屈んで首を傾げる)

子ハチ
ルヒト。
(ベンチを叩いて座るよう求める)

子ガジ
(こくん、と頷く)

ルヒト
お隣いいのですか? ありがとうございます。
(言われるままニコニコ笑顔で座る)

ホタル
そっかそっか、嬉しいよ。ありがとねー!
じゃ、一緒に食べよっか。
(お菓子を受け取って頭を撫でる)

子ハチ
開けてー。
(小さな袋に入ったポップコーンを揺らす)

子ガジ
うん!
(撫でられニコニコ笑顔。ベンチに座り足をぶらぶら揺らす)

ルヒト
はい。
(袋を受け取り開ける)
どうぞ。
(取りやすいように袋の口を向けて差し出す)

ホタル
サギリー、楽しい?
(ご機嫌そうな様子を見て隣に腰掛ける)

子ガジ
別にー。
(ベンチを降りて子ハチの前に行く)

子ハチ
ありがと。
(袋に手を入れてポップコーンを取って差し出す)

ルヒト
私に?
ハチは優しいですね。ありがとう、いただきますね。
(ポップコーンを受け取り、口に運ぶ)

子ガジ
ハチ、ハチもどうぞ!
(甘いおせんべいを差し出す)

ホタル
あー、やさしいねー!
(にこにこ見守っている)

子ハチ
……ハチ?
(食べているルヒトをじっと眺めていたが、子ガジにお菓子をもらって驚く)
おせんべー! ありがと。
(受け取って、代わりにポップコーンをお裾分け)

子ガジ
(ポップコーンをもらって驚く)
ありがと。
ルヒトも、やる。
(おせんべいを差し出す)

ルヒト
私にもくれるのですか?
ありがとうございます。いただきますね。
(おせんべいを受け取る)
キリツボさんどうしましょう、この子達に返せるものがありません。ジュース買ってきていいですか?

ホタル
うん、行っておいでー!
見ておくからさ。

子ハチ
(おせんべいモグモグタイム中)

ルヒト
お願いします。
ハチ、ガジロさん、ジュース買ってくるのでいい子で待っててくださいね。

子ガジ
オレンジジュースがいい!

ルヒト
オレンジジュースですね。わかりました。
昔から好きなんですねぇ。

子ハチ
(おせんべいに夢中になってる)

ホタル
リンクンも気をつけるんだよー。屋内なら大丈夫だろうけどね。

ルヒト
はーい。すぐ戻ってきますね!

ホタル
良かったねー、ふたりとも。
ジュース買ってくれるってさ。
楽しみに待ってよーね!

子ガジ
うん!
次これ食べる。
(小さな箱を持つ。三角の形をしたチョコ菓子が入っている)

ホタル
あ、チョコレートかな?
サギリ、大好きだもんねー。

子ハチ
……。
(おせんべいタイムが終わり、ルヒト待機タイムが開始)

ルヒト
お待たせしました!
二人とも、好きなのを選んでください。
(買い物袋に大量の缶ジュースが入っている)

ホタル
おかえりー!
ふたりとも、良かったねー! たくさんだねー!

子ハチ
……!!
(大量のジュースを前にびっくりして固まっている)

子ガジ
すげー! いっぱいある!!

ルヒト
これが大人の力というものです。

子ハチ
いっぱい……ハチも?
(袋を覗き込んでルヒトを見て、また袋を見て、ルヒトを見る)

ルヒト
もちろんハチもですよ。好きなのを選んでください。

子ガジ
好きなの選んでいいって!
ホタルはどれするの?

ホタル
えっ? 僕?
サギリが選んでいいんだよー?

子ガジ
僕これした。(オレンジジュースを両手で持つ)
ほかにもいっぱいあるよ?(ホタルを促す)

ホタル
わぁ、揺るぎないところホントにサギリだねー。
じゃあ、僕も飲んでいいかなーって、リンクン……ルヒトに聞いてみてー。

子ガジ
ルヒトに聞くの?

子ハチ
ハチ、これ。
(ぶどうジュースの缶を手にして、両手で頭上に掲げる)

ルヒト
開けましょうか?
(微笑ましく見つめながらハチに聞く)

子ハチ
ん、開けて。
(下ろした缶ジュースを見て、ルヒトを見て、缶を差し出す)

ルヒト
お任せください。(子ハチから缶を受け取る)
キリツボさんも選んでください。そのつもりで買ってきてますから。
はい、どうぞ。(缶を開け、子ハチに戻す)

ホタル
そうだよー、ルヒトが買ってきてくれたからね。
けど、いいみたいだしー……どうしようかなぁー。
僕もオレンジジュースにしようかな。

子ハチ
(ルヒトが缶を持っている間そわそわ)
……! ありがと。
(缶が開いた音に反応して先に手を出して待機。受け取って満足げ)

ホタル
サギリは自分で開けられるー?

子ガジ
できるよ!
(缶を開けようと指をかける。が、力が足りず開けられない)
…………。

ホタル
サギリも、リン……ルヒトに開けてもらっちゃう?

ルヒト
この缶開け係にお任せください。

子ガジ
……あけて。
(自分で開けられないのも他人に頼むのも悔しい。が、缶開け係ならいいかと思い渡す)

ルヒト
はい、開きましたよ。

子ガジ
ありがと。
(受け取り、早速ジュースを飲む)

ホタル
良かったねー!
リンクン、仲良くなれたんじゃない?
(にこにこと三人をそれぞれに見る)

ルヒト
仲良く、なれたでしょうか。

子ハチ
ルヒト、おいしー。
(両手で持った缶を回しながら満足げにルヒトを見る)

ルヒト
よかったですね。
(目を細めてハチを見る)

子ガジ
ねえゲーム行こうよ!
ホタル、ゲームどこ?

ホタル
だって、任せてくれたでしょ?
任せてもいいって思ってくれたんだよー。

ルヒト
そう、ですね。

子ハチ
ゲーム、ハチも!

ホタル
おっと、そうだね。
ゲームは上の階にあるんだ。
お片付けができたら、みんなで行こー!

子ガジ
(急いでジュースを飲む)

ルヒト
ゆっくりで大丈夫ですよー。ちゃんと待ってますからね。

ホタル
あははっ、急がなくていいんだよー。
あ、ゲームの前にお手洗い行っておこうねー。

子ガジ
ないからいい。早く行こう!

ホタル
そう?
じゃ、ゲームのところに行こうねー。
(立ち上がって子ガジを促す)

子ハチ
ルヒトもゲーム?

ルヒト
はい、一緒にゲームしましょうね。

子ハチ
ん、しよー。
(ベンチを降りて、ルヒトに手を差し出す)

ルヒト
(子ハチの手を取る)
手を繋ぐこと、ちゃんと覚えてたんですね。
(もう片方の手で子ハチの頭を撫でる)

子ハチ
……えらい?
(褒められたことにきょとんとしたあと、じわじわ嬉しくなった様子)

ルヒト
はい。えらいえらいですよ。

子ガジ
早くってば!
(ホタルの手を両手で引っ張る)

ホタル
うんうん、行こーね! さて、子どものうちにたっぷり遊ぼっか。れっつごー!

タイトルとURLをコピーしました