ハチの運転2

――休日の一幕。4人の乗る車が休憩所に着いた。ルヒトとガジロがゆっくりと降りてくる。――

ガジロ
話がある。付き合え。

ルヒト
わかりました。

(自販機に向かうハチとホタルを見送り、二人同時に息を吐く)

ガジロ
知ってたか?

ルヒト
知ってたら運転させてませんよ。

ガジロ
ホタルのやつ、知ってて八雲にさせやがったな。

ルヒト
絶対楽しんでますよね。乗るときやけに楽しそうだなとは思ったんです。

ガジロ
気づいてたなら言えよ。

ルヒト
てっきりお出かけが楽しみなのかと……。
だってハチの運転がこんなに荒いとは思わないじゃないですか!

ガジロ
そうだな。

ルヒト
キリツボさんはアトラクションとして楽しんでましたね。

ガジロ
まぁ、荒いっつっても危険な運転はしてなかったしな。
あいつのことだ、『面白いからみんなにも体験してほしい』で誘ったんだろうよ。

ルヒト
わかってますよ。キリツボさんが他人に嫌がらせするような人じゃないことくらい。
驚きましたけど、私も楽しかったです。
……っていうかさっきから大人しいですね?
もしかしてけっこう酔いました?

ガジロ
酔ってねえ。

ルヒト
ここからは私が運転を代わりますね。

ガジロ
そうしてくれ。

――後日――

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酔ったときのことを気にされていましたし

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